会津大学チーム「Watch.c」ACM-ICPC世界大会で健闘!

acm2009
大会役員との記念写真

スウェーデン王立工科大学を会場に開催されたACM(国際計算機学会)国際大学対抗プログラミングコンテスト(ICPC)本選(現地時間:4月21日(火)午前9時)に会津大学から初めて出場したチーム「Watch.c」は、100チーム中49位タイという成績で、初出場ながら健闘を果たしました。
「Watch.c」のメンバーは田山貴士さん、和知宣行さん(共に学部4年)、平野佑樹さん(学部3年)とコーチの渡部有隆助教(データベースシステム学講座)の4名。18日に現地入りしたチームは本選を含む大会公式行事に出席。開会式や歓迎会、ストックホルム観光などで世界各国の出場チームと交流を深めると共に、オリエンテーションや練習競技会に参加して本選に備えました。本選はアフリカ・中東、アジア、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、北アメリカ、南太平洋の6地区で予選を通過した世界の強豪100チームで戦い、「Watch.c」は緊張の中でも日頃の練習成果を発揮し、大会前に掲げた「50位以内」に入る目標を達成しました。
渡部コーチは「世界規模のプログラミング大会で多くの有名大学を抑え目標の50位以内を達成することができたが、上位チームとのレベルの差を体感し、課題も見えた大会となった」と本選を振り返ると共に、「厳しいアジア地区予選を国内大学2位の成績で通過し世界大会出場を果たした本学学生を誇りに思う。大会での経験や日々の練習で得た技術・知識を、それぞれの研究活動や仕事にも活かして欲しい」とチームを称えました。今後は世界大会出場大学として、さらに学生の指導と教育ツールの開発に力を入れたいとしています。
ACM-ICPCはプログラミング技術の正確さと速さを競うコンテスト。プログラミングコンテストとしては世界最大規模を誇り、歴史と権威ある大会として知られています。6地区の予選には、88ヶ国、1,838大学から7,109チームが出場し、激戦を勝ち抜いた 100チームが本選に進出。尚、優勝はサンクトペテルブルグ情報科学技術光学大学(ロシア)、アジア地区チャンピオンは清華大学(中国)でした。

「Watch.c」チーム紹介

watanobe tayama wachi hirano
【コーチ】渡部有隆 【競技者】田山貴士 【競技者】和知宣行 【競技者】平野佑樹

県知事への報告はこちら