2016年11月3日(木)、アニメやコスプレ等のサブカルチャーを中心としたイベントを通し、福島県の魅力を発信する「マジカル福島」(※1)が開幕し、やすらぎの郷会津村(※2)では、「福島Moe祭2016」(※3)が開催されました。このイベントにおいて、ビットコインに代表される「仮想通貨」のブロックチェーン技術を用いた地域通貨「萌貨」の実証実験が行われました。

 今回の実験は、会津大学、ベンチャー企業、東京大学、GLOCOM国際大学の共同研究により実施されました。また、日本初のHyperledgerのインキュベーションプロジェクトに認定されたブロックチェーン技術「iroha」を利用しております(※4)。イベント当日会場内のみで利用できる「萌貨」は、専用アプリをインストールしたスマートフォンで取引を行います。来場者がスマートフォン同士を接近させたり、会場のゴミ拾い、宣伝活動を行うことによって、「モエ(moe、単位)」が貯まります。貯めた「モエ」は、飲食物やグッズが当たる福引チケットとして使用できました。

 特定の地域で使える「地域通貨」を、「仮想通貨」の技術で運用したものとしては今回が日本初となります。こうした仮想通貨をゴミ拾いや除雪等の地域貢献活動によって貯め、それを地元の店で使える仕組みを作り、住民の交流や地域活性化につながることが期待されています。

藤井靖史准教授(※5)のコメント:「今回実証実験を行った仮想通貨プロジェクトは、今夏の開始時点では今後の展望がありませんでした。それが、何度も議論して、意見をぶつけあい対流させて、ついにはNHKからに取材を受けるほどまでのものへと成長しました。何もない状態からでも、自分たちの手でプロジェクトを作れると証明したわけです。それでも今回はまだ一歩に過ぎません。歴史的な瞬間に立ち会えて光栄でした。さらに多くの協力者を得て、大きく育てていきたいと思います」
関連ニュース:学生ハッカソン"Mashup Awards #12"地方予選で会津大生チームが入賞 「萌貨」は、この時開発した「地域仮想通貨アプリケーション」から発展しました

moeka201601.jpg moeka201602.jpg
貯めた「モエ」は福引(左)や軽食の販売(右)に利用可能

moeka201603.jpg moeka201604.jpg
「萌貨」を説明するチラシ(左)と専用アプリがインストールされたスマートフォンの画面(右)

moeka201605.jpg
実証実験に参加した皆さん

※1 マジカル福島2016
※2 やすらぎの郷 会津村
※3 福島Moe祭2016
※4 詳しくはこちらのニュースをご覧ください:ソラミツの開発したブロックチェーン「いろは(Iroha)」が、「Hyperledgerプロジェクト」のIncubationに世界で3番目に受諾されました。
※5 藤井 靖史 准教授

このページの内容に関するお問い合わせは「企画連携課 計画広報係」までお願いいたします。

お問い合わせ先メールアドレス
cl-planpr@u-aizu.ac.jp

関連記事