isac2米国航空宇宙局(NASA)や宇宙航空研究開発機構(JAXA)などが公開する宇宙データを活用したアプリケーションを製作し、その優秀さを競う世界規模のハッカソン(※1)イベント「International Space Apps Challenge(ISAC)」に会津大学チームが参加しました。
4月21、22日の2日間、東京を含む世界25ヶ所を会場に開催されたISACは、公開されている宇宙データを使ったソフトウェアやデータの可視化など4つの分野に関するアイデアを実現するために、チームの協業で開発を行うイベントです。日本では東京大学駒場リサーチキャンパスに集った15チームが作品の製作に挑みました。
会津大学からはCAIST/ARC-Space(※2)の教員、平田成准教授、北里宏平准教授、寺薗淳也助教と、学生の須田亮平さん、木下達夫さん(共に修士1年)、中島秀穂さん、藤原彩香さん(共に学部4年)でチームを作り、「イトカワウォーカー」というアプリを製作しました。これは会津大学が構築した小惑星「イトカワ」の3次元形状モデルを利用し、イトカワの地面を疑似的に歩けるアプリで、iOSやAndroidで動作します。まるで宇宙を散歩しているかのような気分が味わえるのが特徴。また、参加チームの中で唯一JAXAのデータを利用したアプリとして注目を集めました。
残念ながら受賞は逃しましたが、4名の学生からは「準備不足などで苦労したが、チーム全員の協力で発表に漕ぎ着けることができた。他チームの技術力・発想力には驚くばかりで、経験の差も実感したが、今後はこの差を埋められるよう努力したい」と話しています。
また、北里准教授は「NASAが"Open Government Partnership"の一環として、これまで非公開とされた宇宙や地球のデータを公開したことで初めて実現した宇宙系ハッカソン。世界規模でたくさんの技術者が集い、今後の発展が期待される。次回以降もARC-Spaceはこのイベントに積極的に参加したい」と意気込みを語りました。

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開発中の様子(左)、アプリの紹介するチームリーダーの須田さん(右)

※1
プログラマや技術者などが集い、1~2日程度の集中的なプログラミングでプログラムやアプリを開発するイベント。
会津大学でも、震災復興関連アプリの開発イベントとして「Hack For Japan」が開催されている。
※2
先端情報科学研究センター/宇宙情報科学クラスター

[最終更新日]2012-05-07

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