会津大学コンピュータ通信学研究室の学生、Bui Hoang Anh-Tuan (ブイ ホアン アン トゥアン) さんが、IEEE日本車両技術部会協会(VTSJ)より2018年度学術奨励賞を受賞しました。アン トゥアンさんは博士後期課程1年生、指導教員はAnh T. Pham (アン トゥアン ファム)教授です。表彰式は2018年8月28日に米国シカゴで開催された第88回車両技術国際会議(VTC2018-Fall)にて行われました。

IEEE VTS(※1)の会員は、陸上輸送、鉄道および大量輸送交通機関、モバイル通信、車両電子技術機器およびシステムズ・ランド、空輸および海上移動業務の分野に適用される電気工学の理論と実践を推進することに関心のある技術者、科学者、学生および専門家です。

車両技術国際会議(VTC) (※2)は年2回開催されるIEEE VTSの主要国際会議です。学術、行政、産業の各界から関係者が集まり、無線、通信、車両技術分野について意見を交わします。今回の会議では世界クラスの発表者がそろい、チュートリアル、技術およびアプリケーションセッションが行われました。IEEE VTSの日本支部(※3)はVTSJ最優秀学術論文賞と学術奨励賞という、二つの賞を授与しています。これらの賞は、VTCで発表された質が高く、新規性があると認められた論文を顕彰するものです。

アン トゥアンさんはVTC2018-Fallで発表した論文 「Free Access Distributed Queue Protocol for Massive Cellular-based M2M Communications with Busty Traffic」 で学術奨励賞を受賞しました。この論文では5Gネットワーク構成内でのモノのインターネット実行の際、重要課題の一つとされている大規模機械型装置用アクセスプロトコル設計について論じています。この論文は日本学術振興会による科学研究費助成事業(18K11269)の一環として執筆されたものです。

〈アン トゥアンさんのコメント〉
2018年度IEEE学術奨励賞をVTSJから頂けたことを大変光栄に思います。これは、諦めずに頑張れば全てが変わるということの証でもあります。私は2016年に初めてVTSへ論文を提出しましたが、非常に低い点数で不採用になりました。そのアイディアに改善を重ねて、次の論文を2018年にVTCへ提出しました。これに対しては、 かなり多くの肯定的な評価をいただき、無事採択されました。私自身の努力はもちろん重要ではありますが、この2年間の、ファム教授の専門性、精神性の両面にわたる素晴らしい指導が無ければこの成果は収められませんでした。私の視野を可能な限りあらゆる方法で広げてくださったファム教授に心から深い感謝と敬意を表したいです。

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IEEE車両技術部会協会日本支部長安達文幸教授より賞を授与されるアン トゥアンさん

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受賞したアン トゥアンさん

(※1) IEEE Vehicular Technology Society

(※2) 車両技術国際会議(VTC)

(※3) IEEE VTS日本支部

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