「学生が考える会津日本酒プランコンテスト」にて会津大起業部チーム3位入賞

 2月22日、福島県内外の大学生が日本酒振興策のアイディアを競う「学生が考える会津日本酒プランコンテスト」が開催されました。
 日本酒は会津の特産品で、会津若松市内だけでも16の蔵元があります。しかし最近高齢化や消費者嗜好の変化、さらには東日本大震災に伴う風評被害もあり、生産量の減少が問題となっています。そんな中、若者のアイディアで会津の日本酒に活気を与えるべく、全国の大学に参加が呼びかけられました。

 このコンテストには東京大学、福島大学、跡見学園女子大らの7チーム22人が参加しました。会津大学からは起業部のメンバーにより構成された「チームあいずーの」がエントリーしました。コンテストは1月から始まり、各チームが1ヶ月の準備期間と3日間の会津でのフィールドワークを経て、企画を立案しプレゼンテーションを行いました。

 「チームあいずーの」の提案は、"1000人の日本酒伝道師を会津大から生み出そう"というもの。会津大生として入学してから、卒業した先までの日本酒との関わり方をチームで学内から総合的にプロデュースする趣旨です。会津大学は全国から学生が集まり、卒業後その多くが再び全国へ羽ばたいていきます。そこで、会津大生が在学中に会津の日本酒の魅力をもっと知ることができれば、それを卒業後に【伝道師】として全国へ発信していくことが期待できると考えたのです。この提案には、入学段階で20歳の自分に日本酒タイムカプセルを送り、成人したら飲むというユニークなアイディアも含まれています。

 プレゼンテーションの後、投票による審査が行われ、会津大学は福島大学、東京大学に次ぐ3位に入賞しました。また、本コンテストに運営協力していた福島大学の学生団体「スタ☆ふくプロジェクト」による特別賞「スタ☆ふく賞」も受賞しました。

結果
最優秀賞=チーム美女も野獣(福島大学
2位=チーム346(東京大学
3位=チームあいずーの(会津大学)

「チームあいずーの」よりのコメント
 コンテストを通して、地元の方々が会津大生に対して大きな期待を寄せてくださっているということを強く感じました。同時に、これまで自分たちがいかに会津という地域を知ろうとしていなかったかを痛感し、プランを提案するだけに留まらず、何としても実現させようと決意しました。コンテスト終了直後には早速、Facebook上で「会津大学日本酒同好会」グループを作成し、第一歩を踏み出しました。また、このような動きは日本酒に限った話ではありません。起業部は2011年に創設され、2013年の会津の教育旅行に着目したプランでも高評価を得ており、現在実現に向けて準備を進めています。今後も会津の魅力や課題を自分たちの肌で感じ、できることから着実に行動を起こしていきます。

stafuku2014
チーム「あいずーの」:左から、木元さん(学部2年)、北澤さん(学部3年)、高畠さん(学部2年)