2016年12月26日(月)、へーラット財団会津サクラランカ会(五十嵐まりい代表 ※1)による会津大留学生への地元産米贈呈式が開催されました。

 日本で生活する留学生にとって、食費は大きな負担です。会津サクラランカ会は、会津大学留学生への支援、また会津の特産品である美味しいお米を通じて地域の良さを伝えるため、2001年から毎年米の寄付を続けています。今年は30kg入り12袋が届けられました。留学生には、会津大学外国人留学生後援会(SAISUA ※2)を通じて配分されます。また、同会からは、この他にも年間を通じ留学生に対する御支援をいただいています。

 この日は、五十嵐代表、小桧山善継福島県議会議員ら寄付米の提供者が会津大学を訪れました。小桧山議員は「美味しいお米を食べて、学業に励んでください」と留学生を激励しました。

 贈呈式には宮村安治事務局長、川口立喜准教授(会津大学外国人留学生後援会副会長 ※3)、留学生5名らが同席しました。宮村事務局長は「今年度からは学部にも留学生を受け入れ始めました。あたたかいご飯を食べると心まであたたかくなります」と感謝の言葉を述べました。この日は出席できなかったジュリアン・ヴィジェガス准教授(会津大学外国人留学生後援会会長 ※4)は、「これを機会に留学生と地域の人々の交流が盛んになればと思います」とのメッセージを送りました。

 贈呈式の後は、出席者と留学生らが日本での生活の様子や、学業について歓談しました。

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※1 会津サクラランカ会:会津サクラランカ会は、貧困のため教育を受けられないスリランカの高校生の里親となる等、スリランカのためへの支援を目指すとともに国際交流を目的として、平成5年度にNPO団体として設立されました。会津大学大学院のスリランカ留学生の生活の支援等を積極的に実施しています。
※2 会津大学外国人留学生後援会(SAISUA):会津大学外国人留学生後援会(SAISUA)は、会津大学の留学生に対して物心両面から援助することを目的に平成16年度に設立されました。会津大学の教職員、福島県職員、労働組合、会津産学懇話会・会津地域の皆様の寄付によって成り立っています。主な活動として、奨学金の支給、学内外の地域との国際交流活動を実施しています。
※3 川口立喜准教授
※4 ジュリアン・ヴィジェガス准教授