CAISTアドバイサリーボード会議2014が開催されました

4月12日、先端情報科学研究センター(CAIST)のアドバイザリーボード会議が開催され、CAIST各クラスター教員による研究・活動の成果が発表されました。

 今回の会議には、外部委員である渡部潤一 国立天文台(NAOJ)副台長、上杉邦憲 宇宙航空研究開発機構(JAXA)名誉教授、山形俊男 海洋研究開発機構(JAMSTEC)アプリケーションラボ所長の他、学内委員の程子学副理事長・副学長ら4人が出席しました。

 2009年に設立されたCAISTは、今年度で5年目を迎えます。
 昨年度のARC-Spaceは、今冬打上に向けた「はやぶさ2」の準備を着実に進めていること、月惑星データセンター(※1)の一部機能を担う月面連続分光データビューワ「月光」が開発されたこと、MARS2020火星生命探査顕微鏡提案に参画したこと、出前講義等の地域貢献も多数行ったこと、等が評価されました。
 ARC-Environmentは、アメダスの降雨量データを用いたマップの作成、海洋研究開発機構(JAMSTEC)との協力による降雨分析等を実施しました。
 ARC-Medicalは、経時的顕微鏡検査法による生体細胞の非線形システム論、生体細胞と人間の脳の画像解析等において成果を残しました。各クラスターによる研究内容の発表に、委員からはクラスター同士で連携を深め、更なる成果を出せるよう期待する声が寄せられました。

※1
日本学術会議 提言「第22期学術の大型研究計画に関するマスタープラン」計画番号104 学術領域番号24-2 太陽系生命前駆環境の実証的解明のための統合研究プログラムの中に、会津大学での月惑星データセンターを設置する案が掲載されています。
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-22-t188-1.pdf 
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-22-t188-1-1-3.pdf