会津大生のアイディアをビジネスに!―第1回あいづ農商工観学フェア―

businessmodel2会津に新しいビジネスで新風を吹き込もうと、会津大生205名がビジネスモデルを企画しました。そのうち事前に選ばれた優秀企画5件のプレゼンテーションが25日(日)、会津アピオスペースで開かれた「第1回あいづ農商工観学フェア」で行われ、学部2年谷川知子さんの企画「あかべぇも大好き!会津ながらの『みそば饅頭』」が最優秀賞(福島県会津地方振興局長賞)を受賞しました。
学生による「会津にこんなビジネスあったらいいな」企画コンペは、会津大学の産学イノベーションセンターと福島県中小企業家同友会会津地区の連携イベント。会津大学のベンチャー体験工房『会津IT日新館』(※1)の一環で開講している「ベンチャー基本コース」(担当教員:甘泉瑞応准教授、程子学教授、渡辺孝信助教)の受講生が、IT技術の応用や会津の歴史や文化を活用したビジネスプランの企画に挑戦しました。
谷川さんの企画は地元会津の名産、蕎麦を皮に味噌を餡に使い、表面には全国的にも有名な会津の観光マスコット「あかべぇ」の焼印を付けたご当地饅頭。会津の食文化と、親しみやすいキャラクタを組み合わせ、どの世代にも親しみやすい饅頭にしたことがポイントとなりました。谷川さんは受賞について「本当に嬉しい。ビジネスモデルの企画という貴重な体験ができたことに感謝し、機会があればビジネス化を実現したい」と話しています。
審査委員長を務めた岩瀬理事は「どれも着眼点が良かった。観光、酒、味噌、こづゆなど、会津の良さを学生の視点から新たなアプローチで売り出す内容に、地元の皆さんにも新たな気づきがたくさんあったと思う」と総評しました。

受賞企画は下記の通りです。

最優秀賞(福島県会津地方振興局長賞)
谷川知子(学部2年) 「あかべぇも大好き!会津ながらの『みそば饅頭』」
優秀賞(会津若松市長賞)
高木駿(学部1年) 「会津オクトーバーフェスト」
佐藤秀幸(学部2年) 「絵ハガキの旅 in Aizu」
佳作(福島県中小企業家同友会会津地区会長賞)
奥山俊輝(学部2年) 「パソコン学習講座付き会津歴史の旅」
平井良和(学部1年) 「会津の武家料理から郷土料理となった『こづゆ』を全国へ」

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プレゼンの様子(左)、ビジネスモデル企画一覧(右)

※1 『会津IT日新館』
IT教育を特徴とする会津大学が地域のベンチャー企業や自治体と連携し、それらのニーズに対応したテーマで「ベンチャー体験工房」群を構成。それぞれの工房では、地域企業の経営者や技術者から指導を受けながら、ニーズを満たすソフトウェア開発など製品化にかかるプロセスを体験し、確かな技術と起業家精神を養うことを目的とする。

[最終更新日]2010-07-28