第五番札所第七番札所

第六番札所 勝

松島山 勝福寺 十一面観世音
勝観音堂

松島山勝福寺は真言宗豊山派の寺院で,会津三十三観音第六番札所として知られる.寺の創立・沿革については明らかではない.

観音堂は昔,勝の前が京から松島への旅の途中,この地で没し,中将政保がその冥福を願って建立したと伝え,古くから「勝の観音堂」と呼ばれてきた.この堂は亨緑二年(1529)に回禄し,その後まもなく,会津の領主芦名盛興(蘆名盛興)によって再建が開始され,二十数年を費して永禄元年(1558)に完成したのが現観音堂である.(観音堂の解説板より引用)

御詠歌

御詠歌
ひてるとも やまのこおりは よもとけじ
         さとにしぐれの あらんかぎりは

境内

観音堂修復

この観音堂は,左の写真にあるように重要文化財である.そして,きちんと手入れのされている.真中のものは,文献[2](会津三十三観音御詠歌(カラー版) 三十一番札所金塔山恵隆寺) の観音堂の写真の引用である.この観音堂の修理事業は,昭和59年〜昭和61 年にかけて行われたようだが,文献[2]は,昭和 46年の発行である.よって,この写真の観音堂は修復以前のもののようだ.右側のものは,御朱印を頂いたときに頂いた「上勝文化財保存委員会」発行の資料内にある解体修理前の観音堂であるが,この灯篭の数は真中のものよりもすくないから,文献[2]のものよりも昔の写真かと思われる.
石柱以前の観音堂1以前の観音堂2

修復記念碑

注目すべきは,修復記念碑中の施工の箇所である.「直営および部分請負」とある.つまりかなりの部分が壇家の方々によって修復されたのであろう.
山門山門

巡礼道

磐越西線喜多方駅から徒歩の場合

喜多方駅を出て,ここを右に曲がり東へ道なりに進む.徒歩30分程で,勝観音堂に到着できる.

御朱印

御朱印
観音堂に,御朱印を頂ける壇家様の名前と地図がある.

巡礼記

平成十五年(第三日)平成十六年(第三日)

住所

福島県喜多方市関紫町三津井字堂ノ上 630

第五番札所第七番札所


Copyright © 2004, 2005 by Kazuyoshi MORI (森和好). All Rights Reserved.
Valid HTML 4.01!