1. GRASP3Dとは

GRASP3Dとは、会津大学 CG研究室によって作られた3次元モデリングソフトウェアです。 マウス操作だけで簡単にPOV-Ray による綺麗な3DCGを作ることができるのが特徴です。

1.1. 動作環境

GRASP3Dを動かすためには以下の環境が必要です。

OS:
Windows 7
(Windows 2000 以前の Windows や、Windows 8以降のOSでは動作確認を行っていません。)
UNIX
Linux

その他:
OpenGL (Windowsには標準で付属しています)
JRE (Java Runtime Environment)
JOGL (Java Binding for the OpenGL)
POV-Ray

2. 起動方法

2.1. Windows

2.1.1. JREのインストール

ここでは、JREのインストール方法を説明します。 既に入っているという方はとばして進んでください。

2.1.1.1. ダウンロード

  1. JREのダウンロードページ を開きます。
  2. Javaのダウンロードボタンを押します。

2.1.1.2. インストール

ダウンロードしたファイルを実行し、その指示に従ってインストールしてください。

2.1.2. JOGLのインストール

JOGLはgrasp3dと共にgrasp3d_libフォルダに置いてあります。 最新版が必要な場合は、JOGLのウェブページからダウンロードしてインストールしてください。

2.1.3. POV-Rayのインストール

ここでは、POV-Rayのインストール方法を説明します。 既に入っているという方はとばして進んでください。

2.1.3.1. ダウンロード

  1. POV-Rayの公式ページ を開きます。
  2. 一番上のメニューから Download をクリックします。
  3. Download Windows Installer

    という項目つを選択し、ダウンロードします

2.1.3.2. インストール

ダウンロードしたファイルを実行し、その指示に従ってインストールしてください。

2.1.4. GRASP3Dの実行

GRASP3Dを起動する前に、簡単な設定をする必要があります。

2.1.4.1. 設定

  1. GRASP3Dが入っているフォルダの中にある grasp3d.ini というファイルを開いてください。
    (もし間違えて消してしまったりしてファイルが無い場合は 一度GRASP3Dを起動し、すぐに終了してみてください。 ファイルが作られるはずです。)
  2. [PovrayPath]の下にPOV-Rayの実行ファイルの場所を書きます。
    (例: C:\Program Files\POV-Ray\v3.7\bin/pvengine.exe)
    必ずファイル名まで書くようにしてください。
  3. [PovrayIncludeDirectory]の下にPOV-Ray のインクルードファイルが入っているフォルダの場所を書きます。
    (例: C:\My Documents\POV-Ray\v3.7\include)
  4. これは起動後にも設定できますが、 もしどうしても英語が苦手だという方は、一番下の [Language]の下に Japanese と書いてください。
以上で設定は完了です。

2.1.4.2. 起動

grasp3d.jarをダブルクリックすれば起動するはずです。 もしそれで起動しないという方は、 コマンドラインを開いて

cd "(GRASP3Dのあるフォルダ)"
java -jar grasp3d.jar

と入力してみてください。

以上で説明は終了です。お疲れ様でした。 GRASP3Dをお楽しみください。

4. リンク