2011年10月07日

台湾の朝陽科技大学から10名が来日し、会津大学大学院に留学しています。
会津大学と朝陽科技大学は平成20年12月に一般交流協定を締結。翌21年11月には大学院博士前期課程の デュアルディグリープログラム(DDP、※1)に関する覚書を交わし、同プログラムによる学生の留学を 支援すると共に、科目等履修生の受け入れも積極的に行っています。
今季、台湾から留学した10名のうち3名はDDPの学生、7名は科目等履修生です。一度に10名が留学したことは、 会津大学の国際的なIT教育が台湾でも注目されていることを示し、会津大学は朝陽科技大学を国際交流重点校に 位置づけています。また、去る9月には、博士後期課程を修了したAnnie Shenさんが同校から会津大学に留学した 最初の博士となり、今後更なる交流が期待されるところです。
6日(木)、角山茂章学長と懇談した留学生は、会津大学での留学生活への希望などを話しました。
東日本大震災以降、日本への留学に心配も多い中、今季も台湾、中国、ロシアの学生が大学院に入学し、専門性の 高いITの知識と技術の習得を目指しています。

※1
DDPは、会津大学と海外の協定校、両大学から学位を取得することが可能な制度です。両大学の大学院の学生はホーム校と 協定校でそれぞれ定められた単位を取得することにより、修了時に両大学から学位が授与されます。海外での教育、研究を通じた 国際的な人材育成を目的としています。


角山学長を訪問した今季の台湾人留学生(左)、博士学位記を授与されたShenさん(右)