私はローズハルマン工科大学(以下ローズ)へ3か月間、交換留学生として派遣されました。学部1年次にも短期留学生としてローズに滞在しましたがあまりの英語力の不足に衝撃を受けたので、英語力を伸ばしてからの再挑戦でした。ローズではクォーター制を採用しており、1コマ50分でテンポが良く授業が進められていきますが、毎日のように出される膨大な量の課題、高度な知識を要求される授業と共に多忙な日々を送ります。まるで課題に背中を追いかけられ走り続けるような気分でした。今となって考えると、授業が終わった今も学んだ知識を忘れることが無いので授業の質は素晴らしいものです。

 私は組み込み回路設計、直流回路の専門科目2科目とローズ学生向けの短編小説読解、いわば日本で言う国語のような授業を受けました。組み込み回路設計ではPICマイコンの仕様を授業で理解してから週1回のプロジェクトをこなし、期末のファイナル・プロジェクトで自分の作りたいものを発案・設計しレポートで進捗を報告ながら最後に作品を発表するものでした。この授業はローズの学生の間で難易度の高さと忙しいことで有名でした。直流回路では直流回路の計算を、教授と共に計算しながら進める非常に丁寧な授業でした。こちらも週1回、実習・レポート提出が求められました。最後の短編小説読解ですが、毎日アメリカ短編小説を読み授業の場でディスカッションをするアクティブな授業です。どの授業にも通じることですが、教授との距離が近く授業中でも冗談を言ったり、学生とゲームやスポーツの試合の話しをしたりする場面もよく見受けられました。教授も十分なオフィスアワーを設けている印象があり、質問に行きやすく、また、課題を助けてくれるチューターと呼ばれる生徒もいるので勉強面で悩む事は無いと思います。私はチューターに英語の発音をみてもらっていました。

 週末が始まる金曜日の放課後は、寮で音楽が鳴り響き陽気な時間が始まります。私も特に仲が良かった同期の留学生達と部屋で遊ぶか、パーティーに行ったり車で何処かへ連れてってもらったりしました。印象的だったのはどんなに忙しい学生でも羽目を外す時は外す、オンオフの切り替えが出来ていたことでした。中でもフロリダ州へ旅行に行ったことはいい思い出です。道中トラブルに巻き込まれながらも観光名所を巡りながら日に焼けたあの日々は何物にも代えがたい思い出です。留学期間中に知り合った友達とは今も連絡を取り合っています。今後、また共に旅行に行くかもしれません。

 この留学を通して多くのことを学びました。それぞれ考え方は違うかもしれませんが、百聞は一見にしかず、ともかく実際に訪れることが一番です。自分の糧となるのは確実です。留学に行きたくても実力が無いと悩むなら、まず身近な何かから始めるべきです。私も中期留学に申し込みをして一度落ちて、力を伸ばしてから二度目の挑戦で交換留学生に選ばれました。また、向こうで感じたことはほとんどの人が自分の国を愛し、よく知っていることでした。海外に目を向けることも大事ですが、自分の国の文化も大事にすることが海外で活躍することに繋がってくるのだと思います。この留学で経験したことは唯一無二で、私の将来の選択に大きな影響を与えました。この経験をいかし、また新たな道に進めたらと思います。私を支えてくれたすべての人に、ありがとうございます。

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