会津大学、学生の取り組みが各賞を受賞

学部4年浅井渉さん、第1回地域若者チャレンジ大賞「共感賞」受賞


会場で発表する浅井さん

全国の大学生が長期実践型インターンシップにより、地域の経営者と共に新規事業創造と地域再生に取り組む「チャレンジ・コミュニティ・プロジェクト」 (NPO法人ETIC.主催)、その2007年度における実施プロジェクトの中から地域代表に選ばれた8組が取り組みの成果を発表しグランプリを決定する 「第1回地域若者チャレンジ大賞」が東京で開催され、本学の浅井渉さん(コンピュータ理工学部4年)とインターンシップの受け入れ先企業「デザイニウム」 (前田諭志社長、会津大学発ベンチャー企業)の取り組みが、当日参加者の投票で選ばれる「共感賞」を受賞しました。
受賞の対象となった浅井さんとデザイニウムの取り組みは「地域の伝統工芸品「桐製品」を扱う会社のWEB制作・ブランディングプロジェクト」で、 会津桐たんす専門店の依頼を受け、同店のホームページとは別に「桐下駄」に着目したインターネット販売サイトを制作、運用したことです。
浅井さんに受賞の感想などを聞きました。


Q. このプロジェクトに取り組むきっかけは?
A. 学内で行われていたデザイニウムのインターン募集イベントで前田社長に出会い、大学2年の時から同社でインターンシップを始めた。 デザイニウムの抱えるプロジェクトの1つに、会津桐たんす専門店のホームページ制作を通したブランディングがあり、それに関わる中で 桐下駄に着目するサイトを制作、運用するようになった。普段履くことがない下駄だけに、初めは不安もあったが、鼻緒の柄や台の形も 伝統的なものやモダンなものなど、色々とあり、意外とオシャレだと思った。自分のように下駄を履いたことのない人にもイメージしやすい サイトを作ろうと考えた。
Q. 取り組みの中で工夫したことなどは?
A. どうすれば、下駄を履くシーンをイメージさせやすいかをまず考えた。すると、下駄と言えば浴衣。季節商品でもある下駄の売り上げは 夏が一番伸びる。ならば、最初はその浴衣に合わせて履く姿をイメージさせる企画を立てようと考えた。その時期には大内宿や柳津など、 浴衣が似合う情緒ある景色で イメージ写真の撮影、原稿の執筆、画面デザイン、コーディングなどを行った。1年目は「こうしたらいいのでは?」 という予想によるところが大きかったが、2年目になるとサイトへのアクセス状況やアンケートの結果などを分析し、データに基づく 戦略的な制作、運用を行った。それには会津大で学んだITならではの強みが活かせた。
Q. この取り組みを通して学んだことは?
A. 会津大にはコンピュータが好きで入学したが、実際に大学で学んでいくとツールを作る技術よりも、そのツールを実際に使って実現できることに 興味が移っていった。技術面にとらわれがちで将来の進路に悩んだりすることもあったが、このインターンシップを通じて技術がどのように 使われるのかを知ることができた。
Q. 今後の抱負は?
A. 卒業後はデザイニウムに就職することが決まった。これからは会社、地域に貢献すると共に、会津大への恩返しをしていきたい。また、自分のように 将来に迷っている人たちに、経験を通じて学んだこと、いろんな道があるということを伝えていきたい。
【参考】地域若者チャレンジ大賞結果報告ページ
http://www.challenge-community.jp/award/report.html

授賞式

第10回ふくしまユニバーサルデザインフェア

郡山市で開催された第10回ふくしまユニバーサルデザインフェアにおいて、吉岡廉太郎准教授(活性知識工学講座)を中心とする「3次元漢字」の 研究が優秀賞(郡山地域テクノポリス推進機構理事長賞)を受賞しました。このフェアは県内90の企業・事業所がユニバーサルデザインの製品や システムを出展、その中から特に優れた内容に賞が贈られるものです。会津大学のブースでは展示品について野田孝一さん(学部4年)、菱沼信彦さん (学部3年)が説明やデモを行い、表彰式には野田さんが出席しました。


表彰式

吉岡准教授(中央)と菱沼さん(左)、野田さん(右)
2人の学生が手に持つ「張」「山」が3次元漢字です。