平成26年12月22日(月)、へーラット財団会津サクラランカ会(五十嵐まりい代表 ※1)による会津大留学生への地元産米贈呈式が開催されました。

 日本で生活する留学生にとって、食費は大きな負担となっています。会津サクラランカ会は、会津大学で学ぶ留学生への支援、また会津の特産品である美味しいお米を通じて地域の良さを伝えるため、平成13年から毎年米の寄付を続けています。今年は30kg入り9袋が届けられました。留学生には会津大学外国人留学生後援会(SAISUA※2)を通じて配分されます。また、同会からは、この他にも年間を通じ留学生に対する御支援をいただいています。

 この日は五十嵐代表ら寄付米の提供者が会津大学を訪れました。五十嵐代表は「留学生にとって日本のお米が高いと知って以来、長年に渡り支援を続けてきました。会津大学でこんなにもたくさんの留学生が学んでいると、地域の方にも是非知って欲しいです。留学生の皆さんのお腹に会津のお米が入ることを、とても嬉しく思います」と述べました。

 贈呈式には齋藤敬之事務局長、 キム・ロッケル准教授(会津大学外国人留学生後援会会長 ※3)、留学生4名らが同席しました。斎藤事務局長は「会津大学は今年、スーパーグローバル大学創成支援事業(※4)に選ばれました。温かい地域の方の支援を受けながら、これからも新たな歩みを進めます」と挨拶しました。ロッケル准教授は、「このお米で留学生たちの生活を援助できます。地域の方々とこれからも交流を続けることを、心から願います」と感謝の言葉を述べました。

 贈呈式の後は、出席者と留学生らが出身地や学生生活について歓談をしました。

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※1 会津サクラランカ会
会津サクラランカ会は、貧困のため教育を受けられないスリランカの高校生の里親となる等、スリランカのためへの支援を目指すとともに国際交流を目的として、平成5年度にNPO団体として設立されました。会津大学大学院のスリラン カ留学生の生活の支援等を積極的に実施しています。
※2 会津大学外国人留学生後援会(SAISUA)
会津大学外国人留学生後援会(SAISUA)は、会津大学の留学生に対して物心両面から援助することを目的に平成16年度に設立されました。会津大学の教職員、福島県職員、労働組合、会津産学懇話会・会津地域の皆様の寄付によって成り立っています。主な活動として、奨学金の支給、学内外の地域との国際交流活動を実施しています。

※3 キム・ロッケル准教授

※4 日本学術振興会 スーパーグローバル大学創成支援事業の本学採択については、以下の記事をご覧ください