6月10日、火星に関するオープンセミナー「Mars science to understand the Earth, significance of various surface interactions」を開催しました。このセミナーは、火星の重力場解析や内部構造モデリングなどでARC-Spaceと共同研究を行う東京大学地震研究所 栗田 敬教授をお招きして、行われたものです。

 地球の火山や地震の研究が一般に主流となっている東京大学地震研究所において、先生が惑星科学研究に取り組まれる意味と位置づけを、寺田寅彦先生の思想にも重ねられた興味深いイントロから講義はスタートしました。そして、火星という、地球の兄弟星とも呼ばれる惑星の、これまでの私達の理解と基礎的な描像について、わかり易く面白く説明してくださいました。

 内容は、火星の表層環境と地球の表層環境の比較、火星での風力発電の可能性、また、火星表層環境の時間変化や、特に最近明らかになってきた火星の若い火山活動など、多岐に渡りつつ、表層環境というキーワードで相互に理解がつながるものでした。また様々な研究手法のレビューも含め、火星表層科学研究全体を見通す講義でした。最後に、最新の火星探査データ解析に基づいた、これからの火星研究のフレームワークについてご紹介くださり、本学の研究者、学生との間で議論が盛り上がりました。

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