第4回あいづ農商工観学フェア 結果発表

04aizu02 会津大生発のアイディアをビジネスに活かし、会津に新しいビジネスのきっかけを作ろうと、会津大生78名がビジネスモデルを企画する「第4回 あいづ農商工観学フェア」の「こんなビジネスあったらいいな企画コンペ」に応募しました。

 そのうち事前に選ばれた優秀企画5件の表彰式が9月1日(日)、会津若松市の鶴ヶ城体育館で開かれた「つなごう『會』」で行われ、学部2年の尾上友一郎さんの企画『会津の四季をつめ込んだ会津名物「さくらあげ」』が最優秀賞(県知事賞)を受賞しました。
 尾上さんの企画は、自身が大阪出身ということと、大阪名物のたこ焼きの発案者が会津出身者というところに目をつけ、たこ焼きのタコの代わりに地元会津の名産の馬刺しを使用したものです。ソースにも馬刺し用の辛味噌を使用するなど、たこ焼きとは一線を画したオリジナルなものになっています。会津の名産品の馬刺しを手軽に楽しめること、友人の意見を聞きながら試作を繰り返したことがポイントとなりました。

最優秀賞(県知事賞) 尾上 友一郎(学部2年) 『会津の四季をつめ込んだ会津名物「さくらあげ」』
優秀賞(会津若松市長賞) 四家 妃夏利(学部3年) 『桜そばしるこ ~会津を丸ごと召し上がれ~』
優秀賞(福島県会津地方振興局長賞) 箕輪 豪人(学部4年) 『公道レース in AIZU』
優秀賞(福島県中小企業家同友会会津地区会長賞) 小松原 由紀(学部3年) 『赤べこ印のてのひら観光ガイドBOOK』
優秀賞(あいづ農商工観学フェア実行委員長賞) 加藤 貴至(学部4年) 『IT×アイドルで会津をPR』

 審査委員長を務めた岩瀬理事からは「それぞれのプレゼンが素晴らしかった。また着眼点も食べ物から道路・アプリ・アイドルなど多岐に渡っており、まだまだビジネスにおける会津の潜在能力を感じた」と総評しました。
 学生による「こんなビジネスあったらいいな企画コンペ」は今回で第4回目を迎えます。県中小企業家同友会会津地区を中心に構成するあいづ農商工観学フェア実行委員会が、地元企業が活用できるビジネスアイディアを学生から募る取り組みです。会津大学のベンチャー体験工房「会津IT日新館」※1)の一環で開講している「ベンチャー基本コース各論Ⅰ」(担当教員:程子学教授石橋史朗教授王軍波准教授)の受講生が、ITの応用や会津の歴史や文化を活用したビジネスプランの企画に挑戦しました。

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最優秀賞を受賞する尾上さん(上)、受賞者5名と石橋教授(下)

※1
会津IT日新館:IT教育を特徴とする会津大学が地域のベンチャー企業や自治体と連携し、それらのニーズに対応したテーマで「ベンチャー体験工房」群を構成。それぞれの工 房では、地域企業の経営者や技術者から指導を受けながら、ニーズを満たすソフトウェア開発など製品化にかかるプロセスを体験し、確かな技術と起業家精神を 養うことを目的とする。