2015年9月27日(日)から29日(火)に、会津大学にて惑星探査データ解析技術を短期集中形式で学ぶ、 Workshop on Analysis of Asteroid Exploration Dataが開催されました。
 会津大学先端情報科学研究センター(CAIST)/ARC-Spaceの教員らが世話人となり、会津大学、ジョンズ・ホプキンス大学、近畿大学、ソウル大学、JAXA(※1)、東京大学、大阪大学、神戸大学、千葉工業大学、東京学芸大学の3ヶ国10機関から、あわせて22名が参加しました(講師、世話人含む)。
 本会合は会津大学国際戦略室の他、惑星科学会と神戸大学惑星科学研究センターからの後援を得て行われました。

 日本の小惑星探査機「はやぶさ」などが取得した小惑星探査データの解析が題材に取り上げられ、米国ジョンズ・ホプキンス大学応用物理学研究所のオリビエ・バーヌーイン博士、近畿大学工学部の道上達広准教授及び本学コンピュータ理工学部・CAIST/ARC-Space(先端情報科学研究センター・宇宙情報科学クラスター)の平田成上級准教授(※2)らが、それぞれの研究機関が小惑星探査データの解析用に開発したツールを紹介しました。

 その後の実習パートでは、参加者各自がツールと探査データを駆使して、小惑星表面の衝突クレーターのマッピング等の実習課題に取り組むとともに、小惑星に関する科学的な知見や解析手法の技術的な知識などの情報交換が行われました。

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※1 JAXA
※2 平田 成 上級准教授