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2018年4月3日(火)、2018年度入学式が挙行されました。

 当日は晴天に恵まれ、内堀雅雄福島県知事をはじめとするご来賓の方々をお迎えし、和やかな雰囲気の中にも厳粛な式となりました。式では学部入学生252名、学部生編入1名、博士前期課程53名、博士後期課程6名(留学生5名を含む)、合計312名全員の名前が読み上げられ、岡学長が入学許可を宣言しました。

岡学長は入学生を歓迎し、「福島県は震災から7年が過ぎ、皆さんが学ぶICT技術を通じての特段の貢献が、皆さんが自分で考える以上に期待をされています。」と式辞を述べました。入学生を代表して相澤朋英さん(コンピュータ理工学部)、納谷かごめさん(博士前期課程)が宣誓を行いました。

入学式の後、入学生全員での記念撮影が行われました。記念撮影の後には軽音部によるバンド演奏が行われ、在学生によるサークル活動紹介の声も響き、学内は新入生を歓迎する活気で満ち溢れていました。

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式辞

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 会津の地もようやく雪の季節が過ぎ、春の訪れに人々の心も和む季節となりました。

 本日、この会津の地に参集された、学部253名、博士前期課程53名、博士後期課程6名、総数312名の新入生の皆さん、会津大学入学おめでとう。本日は、福島県知事、福島県議会議長、会津若松市長、他ご来賓の皆様をお迎えし、教職員一同、皆さんの入学を祝したいと思います。また、皆さんのご家族や、皆さんをこれまで支援して頂いた方々にも、お祝いを申しあげたいと思います。そして、会津大学に入学された新入生の皆さん、会津大学に合格した自信を、これから会津大学で卒業後信頼される社会人になるために努力する力に変えてください。

 今、福島県は、震災から7年が過ぎ本格的な復興とは何であるかを考え、それに向けての活動段階に入っています。そして、福島の復興は、日本の復興の先駆けともいえます。しかし、成熟した先進国の発展には、少子高齢化もあり極めて多くの困難を伴っています。そこで、皆さん若者の活躍に期待するところが大きくなります。特に皆さんが学ぶICT 技術を通じての特段の貢献が、皆さんが自分で考える以上に期待をされています。

 会津大学は、国内外からの評価も高まり、世界的に活躍する人材が集結し、より高度な人材育成が行われる段階にあります。

 皆さんは、高校までの価値観とは異なる世界に入ったことをこれからの日々の中で実感するでしょう。さらに、多方面に自分が成長する機会にあることも自覚するでしょう。それが何を意味するかは、その渦中にいるときは十分分かりませんが、時間が過ぎたあと、つまり、5年や10年経ったあとにそれに気づきます。成長の種類は、知的なもの、人間関係、社会への見方などがあります。知的なものでは、高校までには想像もしなかった知識や技術、考え方などに出会います。また、人間関係では、いろいろな生育環境の異なった友人との出会いがあります。社会への見方では、いま世界や日本で起きている様々な出来事の背景にある考え方を、歴史的経過を含めて多様にまた深く考える機会でもあります。その中で、社会科学や文化の背景は、本来的に技術の発展と無縁ではないものと気づくはずです。

 そして、様々な成長を担保するものは、いつも「自分はいま大事なことに気づいていないのではないか?」ということを、自ら問い続けることです。自分がいかに物事を知らないか、自分の考えというものがいかに小さいかということが、皆さんの中に、実際にたゆまなく発生し続けているのです。皆さんは、ここで、どれだけ真剣に考え、選択し、そして行動するか、ということが問われます。そして皆さんの人間としてのidentity がその中で形成されていくはずです。そのidentityは、皆さんの会津大学在学中における成長、また卒業した後で社会人としての本当の資格の獲得に寄与するものです。

 会津大学は、コンピュータ理工学を専門とする大学です。皆さんは、これらの専門の内容については、ほとんど白紙であると思います。しかし、ICT技術の役割、そしてその価値は、単に要素技術ではなく、社会、経済で中核になっていることを理解するようになります。これは皆さんが、いま想像をしている以上のものです。そして、これらの技術を、身につけることと、先ほど述べました様々な知識と結びつけてください。ICT技術は社会を大きく変革する可能性がある故、多様な価値観を知ることが必須となっています。

 会津大学の教職員は、皆さんのこれからの成長を支援していきます。そして皆さんの努力が実を結び、卒業後、新たな自信を持って社会へ出て行かれることを期待して、私の式辞とします。

 入学、おめでとうございます。

2018年4月3日  会津大学 学長 岡 嶐一

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