大学院
平成21年度 第9回 会津大学大学院 著名な外部研究者による特別セミナ―
グリッド・コンピューティングからクラウド・コンピューティングへ
講師:Ronald H Perrott教授
英国Queen's University Belfast大学コンピューターサイエンス学部ソフトウェアエンジニアリング学科 教授
日時:10月22日(木)4時限目 14:50pm-16:20pm
場所:会津大学 UBIC(産学イノベーションセンター) 3Dシアター
- 概要
- 2000年、英国では、e-Science/grid-computingが研究費を獲得できる主要な研究領域になり、同時に他の研究領域にも影響を与えるようになってきた。このe-Science/grid-computingの概念は、グリッド・コンピューティング、ピア・コンピューティングを経て、現在はクラウド・コンピューティングへと進化し、産業、商業をも席捲している。当時、このe-Science/grid-computingの概念を発展、推進するための拠点のひとつが、Queen’s University Belfast大学に設置された。このセンターで行われた技術開発や実験研究が基になって、数々のe-Research研究技術や重要な応用分野が生まれたのである。顕著な成果としては、動的サービスの技術及びインフラの開発、従来e-Science/grid-computing の概念は計算機科学のe-Research分野に応用されていたが、他の分野にも応用されるようになったこと、ならびに、e-Researchへの応用のための長期アブストラクトプログラミングモデル)の開発などが挙げられる。
このような経緯を経て、世界初のデジタルメディア・グリッドプロジェクトが始動し、e-Scienceはユビキタスデジタル経済の発展において極めて重要な役割を担っていることを実証した。このプロジェクトは、英国で最初のe-Science経済プロジェクトでもあり、e-Scienceが、任務や業務の遂行において、リスクが大きくかつ必要不可欠なアプリケーションとして、実用化の機は熟しているということを世に知らしめることとなった。このセンターは現在、デジタルメディアやファイナンシャルサービス、生命科学、サービスホスティングといったプロジェクトを中心に活動している。今回の講義では、学術と商業の両面でのe-Scienceの応用について話をする予定である。 - 講師略歴
- 現職
- Queen’s University Belfast大学コンピュータサイエンス学部ソフトウェアエンジニアリング学科 教授
- 会員となっている学会等
- Association for Computing Machinery British Computer Society
Royal Society for the Encouragement of Arts, Manufacturers and Commerce
US IEEE Computer Society - 前職
- ウィスコンシン大学(米国ウィスコンシン州マディソン市)
NASA Ames研究センター(米国カリフォルニア州)
CERN欧州原子核研究機構 情報科学研究所(ジュネーブ)
ETH チューリッヒ工科大学 情報科学科
EPFL スイス連邦工科大学(ローザンヌ) - 研究領域
- グリッドコンピューティングとe-Science
ソフトウェアエンジニアリング
並列プログラミング言語の設計と実装化
高性能計算支援ツール
アルゴリズムの設計・構築・分析 - 研究活動
- Belfast地区e-Scienceセンター センター長
研究評議会高性能計算戦略委員会 委員長
高性能計算技術監視委員会 委員長(1997年 - 現在)
Euro-Par運営委員会 委員長(1995年 - 2000年)
北アイルランドソフトウェア工学研究所 所長
講師に関する詳しい情報は以下のURLを御参照ください。
http://www.cs.qub.ac.uk/~R.Perrott/
http://www.qub.ac.uk/schools/eeecs/Staff/BusinessCard/?name=r.perrott