大学院

研究科案内

01.
コンピュータ・情報システム学専攻
02.
情報技術・プロジェクトマネジメント専攻
03.
博士前期課程
04.
博士後期課程

コンピュータ・情報システム学専攻

専攻長
宮崎 敏明
副専攻長
マイケル・コーエン

本専攻は、学部のコンピュータソフトウェア及びハードウェア両学科に基礎を置き、その間の壁を取り払うことによって実現されるコンピュータシステムを用いて現実の問題を解決することで、その処理対象である“情報”の構造と機能について研究することを目的としています。
具体的には、コンピュータネットワークシステムや組み込みシステム、VLSI テクノロジ、コンピュータデバイス、ロボット工学、コンピュータ構成と並列処理、バーチャルリアリティ、マルチメディア、バイオメディカル情報技術、情報検索、ヒューマンインターフェース、知識工学、サイバネティックス、インターネットコンピューティング、宇宙研究のための情報技術などについて最先端の研究を行います。
コンピュータ・情報システム学専攻のカリキュラムは、問題解決研究を基礎としており、修士論文の作成は、専攻に応じた必修科目である研究科目として行われます。修了に必要な総単位数の2 割がこの研究科目に割り当てられています。本専攻のカリキュラムは、個人を主体として従来のペースで研究が進められるようデザインされています。

第1教育研究領域
(バーチャルリアリティ、マルチメディアとバイオメディカル情報技術)
本教育研究領域の柱となる、バーチャルリアリティ、マルチメディアとバイオメディカル情報技術は、コンピュータ理工学分野において、重要であり絶えず進歩を遂げている領域です。具体的には、コンピュータグラフィックス・アニメーション、インターネット・マルチメディアコンピューティングのためのモバイルシステム、バイオメディカルマルチメディアシステム、知的マルチメディアシステム、複合・拡張リアリティ、コンピュータミュージック、ネットワークメディアアプリケーション、コンピュータゲームなどが研究対象となります。本教育研究領域では、実際に使われているツールを学ぶことだけではなく、学生が将来、これらの領域での技術革新に積極的に関る、あるいは、様々な変化に対応することができるよう、関連のジェネリックテクノロジや理論および概念の中核となるものについての知識の修得にも重点を置いています。
第2教育研究領域
(コンピュータ構成と並列処理)
並列処理は、現在も将来も、コンピュータにとって重要な原動力です。本教育研究領域は、ハードウェアアーキテクチャからアプリケーションソフトウェアまでと広範囲に及ぶ最先端かつ革新的なコンピュータ技術の研究を主眼とし、その研究対象には並列・分散計算のためのソフトウェア・ハードウェアアルゴリズムやプログラミング言語も含まれています。
第3教育研究領域
(マルチメディア検索、ヒューマンインターフェースとロボット工学)
ウェブテクノロジやヒューマンインターフェース、ロボット工学などの急速な進歩に対応して、次のような研究・実験を通した知識並びに技術の修得を目標としています。
・テキストデータに加えて音声や静止画像・動画像などが使われているマルチメディアオブジェクトを検索するためのウェブテクノロジ
・コンピュータグラフィックスや複合リアリティ方法論などのヒューマン・マシーン・インターフェーステクノロジ
・高齢者支援などのためのユビキタス環境におけるロボットテクノロジ
・コンピュータビジョンやスペクトル・無機物分析などの極限環境探査とリモートセンシング
第4教育研究領域
(知識工学、サイバネティックスとインターネットコンピューティング)
本教育研究領域では、インターネット環境のもと複数台のコンピュータ上で動かすことのできるナレッジベースシステムの設計を中心とした研究が進められます。このシステムは、大容量の知識を保存、解析することができるだけでなく、得られた知識から演繹的に推論することができます。コンピュータのメモリの中にある知識を形にするための技術や方法の習得、システム開発のコントロールプロセスの構築、チームを組んでの研究、開発されたソフトウェアの検証に重点を置いた教育を行います。
第5教育研究領域
(組み込みシステム、VLSIテクノロジとコンピュータデバイス)
組み込みシステム、VLSI テクノロジ、コンピュータデバイスなど広範なコンピュータ技術を対象とした研究教育を行います。組み込みシステムの研究については、アプリケーションソフト、OS、アーキテクチャ、電子についての広く深い知識の習得を目標としています。また、VLSI テクノロジ分野では、デジタル設計に加えて、物理設計やアナログ電子についての研究を行います。コンピュータデバイス技術の研究には、マイクロ・ナノデバイスの理論と応用も含まれます。
第6教育研究領域
(アルゴリズム、コンピューテーショナルモデリングと理論的コンピュータサイエンス)
新たな理論の発展と実用システムへの展開を視野に入れて、先端的コンピュータシステム、知的システムを活用するための基礎技術及び、多様に見える現象の本質を抽出して得られたコンピュータ理工学の核となる基礎理論を中心とした教育研究を行います。
第7教育研究領域
(コンピュータネットワークシステム)
現代の情報通信サービスには、コンピュータネットワーク技術が不可欠である。本領域ではコンピュータネットワークシステムを構築する上で基盤となるデジタル通信、マルチメディア・ユビキタスネットワーキング、インターネット関連技術、トラフィック工学、および分散アルゴリズム等、コンピュータネットワークシステム開発に関る幅広い分野の教育研究を行う。

情報技術・プロジェクトマネジメント専攻

専攻長
サバシュ・バーラ
副専攻長
丁 数学

文部科学省と経団連は近年、日本のIT スペシャリスト育成についての状況分析を行い、その結果、現状は速やかに改善されなければならないという結論に達しました。昨今の大学院生は、拡張性のある情報インフラやweb 指向のコンピューティング、組み込みシステムなどの領域で、信頼性の高い安全なソフトウェアを開発する能力が不十分であり、また、チームを組んでの研究開発や、国内・国際レベルでのシステム開発プロジェクトの進め方を熟知している者が少ないのではないかと危惧されています。
本専攻は、新しいプロセスを導入することでこのような状況に対応すべく開設されました。すなわち、IT 産業に関わる問題を実際に解決することを通した教育を行い、様々な機会とチームで取り組む環境を整えることで、他者との協働、個人としての取り組みの両方で自主性を発揮できるようなリーダーシップを育成すると同時に、国際的教育を受けた最先端の情報技術専門家の育成を目指しています。
具体的な研究開発領域は、組み込みシステムやweb指向のコンピューティング、拡張可能な情報インフラのための基礎知識及び応用技術に重点を置いたものになっています。
本専攻での教育研究は「ソフトウェア開発アリーナ」と呼ばれるスーパーコースを核としており、修了に必要な総単位数の4 割がソフトウェア開発アリーナに割り当てられています。このスーパーコースでは、学生がチームを組んで試験的にソフトウェアシステムを構築すること、4篇のテクニカルレポートを作成すること、そして論文1篇が国際会議論文集へ掲載されることが求められます。チーム協働による集中的研究がこのプログラムの特徴です。

プログラムの詳細は、こちらを参照ください。

第8教育研究領域
(ソフトウェアエンジニアリングと情報セキュリティ)
国際的教育を受けた最先端の情報技術専門家の育成は、現代社会に課せられた重要な任務です。本教育研究領域では、組み込みシステムやweb 指向のコンピューティング、拡張性のある情報インフラのために、信頼性の高い安全なソフトウェアを開発するための基礎知識や応用技術の習得を目指します。具体的な目標は以下の通りです。
システム開発において主導的役割を担う技術者の育成
国際的環境での英語を日常語とした研究開発の体験
最新の知識と技術の習得
国際的に活躍するために必要な資質の向上

博士前期課程

博士前期課程(修士課程)科目構成
  1. コンバージョン科目
    1. コンピュータ論理回路設計論
    2. プログラミング言語
    3. オペレーティングシステム
    4. コンピュータアーキテクチャ
    5. アルゴリズムとデータ構造
    6. 形式言語とコンパイラ
    7. データベース管理システム
    8. コンピュータグラフィックス
  2. 専門科目(各教育研究領域を参照のこと)
    1. 第1教育研究領域(バーチャルリアリティ、マルチメディアとバイオメディカル情報技術)
    2. 第2教育研究領域(コンピュータ構成と並列処理)
    3. 第3敦育研究領域(マルチメディア検索、ヒューマンインターフェースとロボット工学)
    4. 第4教育研究領域(知識工学、サイバネティックスとインターネットコンピューティング)
    5. 第5敦育研究領域(組み込みシステム、VLSIテクノロジとコンピュータデバイス)
    6. 第6教育研究領域(アルゴリズム、コンピューテーショナルモデリングと理論的コンピュータサイエンス)
    7. 第7教育研究領域(コンピュータネットワークシステム)
    8. 第8敦育研究領域(ソフトウェアエンジニアリングと情報セキュリティ)
  3. セミナー科目
    1. 本研究科では、主体的かつ能動的な学習を通して、より高度な知識と創造力、優れた問題発見・解決の能力を養うことが求められる。 各自の自主的な学習をより複眼的に検証し、専門分野を超えた広い視野に立った学習の場としてセミナー科目が配置されています。
    2. RS 研究セミナーI/II
    3. RPS 研究企画セミナー | 研究進捗セミナー
    4. CFS 創造工房セミナー
    5. OPS 外部発表セミナー
    6. ES 教育セミナー
    7. RS/C 研究セミナー・カンファレンス
    8. TS/C Tea セミナー・コンテスト
  4. 上級科目
    1. コンピュータ・情報システム学研究(修士論文作成)
    2. ソフトウェア開発アリーナ(実際の問題解決能力育成)

博士後期課程

授業科目はなく、研究科目(研究指導)のみが置かれ、特別セミナーと特別研究があります。

〔特別セミナー〕
各教育研究領域の教員グループの指導の下、先端的研究論文の輪読等により専門的知識を一層深め、研究の方法論等についてより高度な訓練を行ないます。
〔特別研究〕
研究指導教員の指導助言により決定された研究課題について、その教員の指導の下で研究を行い、博士学位論文を完成させます。
  • 学生は、研究指導教員と必要に応じて副研究指導教員の指導を受けます。
  • 研究科目(研究指導)の実施方法のひとつとして、本学以外の研究施設等において研究を行える特別研修プログラムがあります。
  • 他の実施方法として、複数指導体制の仮想ラボラトリー「創造工房」もあります。

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お問い合わせ先メールアドレス:sad-aas@u-aizu.ac.jp